50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2014-08-10 良き職業人であれ

以前にどなたからか聞いた話です…。

建設会社に協力企業が代金の集金に来ました。

エレベーターの中で手形をかばんにしまったそうです。

それを見た建設会社の人は
「あの会社は社員教育がなってない」
「手形でも何でも、窓口で相手の目の前でしまうものだ」
「こうした会社はそのうち何らかの金銭事故を起こす」
「できれば他の会社を使っていこう」
と思ったそうです。

また、他の会社の人事担当者からこんな話も聞きました。

「採用試験のときには、待ち合わせ室に案内係の若手社員を置いて、待っている学生の言動を観察している」
「また、筆記試験でも受験態度を観察している」
他の受験者のじゃまになるような行為をしたり、試験で「ペンを置いてください」と知らせても書き続ける受験者は面接担当者にその情報が伝えられます。簡単なきまりが守れない人は、重要なきまりも守れないだろう、というわけです。

通訳者も顧客・エージェント・他の通訳者に対して常識ある立派な態度を取りたいですね。通訳者志望の人はチームワークのしっかりした企業で社外の人に接する仕事を経験すると大きなプラスになると思います。そうした企業では立派な立ち居振る舞いと共に先輩から仕事を習う(盗む)姿勢も自然に身についていくように思います。