50歳で始めた通訳訓練

会社員からフリーランス通訳者に転身。同時通訳ブースに入り、通訳学校の講師に。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2014-07-17 売り手も買い手も市場では自分勝手

人間、市場での競争については実に自分勝手だと思います。選ぶときは冷徹に行動するくせに、選ばれる立場になると悲劇のヒロイン・ヒーローになり、文句ばかり。

手配会社から仕事を割り振ってもらったり企業に雇用されたりするときには不平たらたらです。
・安い仕事ばかり来る(給料が安い)
・単純な仕事しか来ない(エキサイティングな職場に配属されない)
・派遣されるのは変な客のとこばかり


常に他と比べられているのは忘れないほうがいいでしょうね。発注側はあなたにも対価の高い仕事を出したいのです。そのほうが利幅が大きいから。

でも、出せない。実力が足りない。実績がない。社会人として安心してやりとりができない。時間を守らなかったり迷子になったり突然今日はだめだと泣きついたり。同僚や客先や施設に文句を言う。自分の苦労をわかってくれないと言う。

そう、選ぶ側は(たいてい)身勝手で自己中心的なのです。

スーパーマーケットに行ってトマトに手を伸ばすとき、私たちはすでに「選んで」います。色つやと価格、生産地を見て。前回買ったときの経験から。他店との比較で。天候を気にする農家の苦労や、睡眠時間を削って高速道路で運ぶ運転手のことなど考えません。

通訳者もトマトと同じ。

自分が買われる・選ばれる立場に立っているのをよーく考えることも必要でしょうね。