50歳で始めた通訳訓練

会社員からフリーランス通訳者に転身。同時通訳ブースに入り、通訳学校の講師に。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2014-06-11 大切なことは何度も

インタースクール東京港の「プロ速成科」に通っています。

通訳演習の傍ら、商売としての通訳業についての話もときどき。同じ内容の話を何度も聞くときは、それがとても大切であり、表面上の理解ではわからない「何か」が含まれていると考えた方がよさそうです。

・毎日の生活が通訳のできばえに関係している。菓子のパッケージや電車で見る広告を訳せるだろうか。ニュース報道を文化の違いを考慮して外国人に伝えられるだろうか。

・背景知識は1日にして成らず。苦手で縁遠いと感じるものから日々取り組め。たとえば、歴代の中国・韓国の指導者の名にすぐに反応できるか。

・どんなに難しくても苦心を表面に出さず、楽々と通訳しているように見せよ。信頼はそこから生まれる。人間は信頼のおけない人の話は聞こうとしないのだ。

・通訳者には勝手に話を「丸め」、「乱暴に」訳す権限は与えられていない。話者の気持ちは細部に宿っている。企業の総務部員なら「直ちに」「速やかに」「遅滞なく」の意味は違うと意識しているし、「及び」と「ならびに」を使い分けている場合がある。deepprofound とでは込められた意味が違う。

・会議なら、開会のあいさつで地元の話題が出る。県の花・鳥・木、土地の歴史・著名人を調べておいて助かったこと多し。