50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2018-12-11 お久しぶり!

民間通訳者養成学校 インタースクール で知り合った方と思いもかけず同席通訳者として仕事をしました。とても優秀な方だと思っていましたが、さらに磨きがかかっていました。流れが良いだけではなく思慮深さが随所に現れる良い訳を聞かせてもらいました。あと、この方の大きな財産として「聞き疲れのしない声」があります。これは実はけっこう貴重だと思います。やわらかくはっきりとした声は時間が長くなると聞き手にとって非常にありがたいものです。

こうした Rising Stars のみなさんに刺激を受けることもスクールに行って良かったと思う点です。外から見ているとあまり苦労もなくさっさと進級して(飛び級の方もいらっらっしゃいました)仕事を始めていますが、近くで共に学習するとやはり相当の努力をしているのがわかるものです。


桜木町の名店「36スパイス」(さぶろくすぱいす)のカダイゴシュト(マトン鍋)。丸のままの黒こしょうがたくさん入っていました。旧店舗の時代(2012年)から通った店ですが、相変わらずナンがちょっと弱点です。その分上手に炊いたバスマティ米のご飯がありますので、どうしてもご飯を頼んでしまいますね。隣でスパイスも売っています。写真の 100g 瓶がなんと税込み 250円。

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2018-12-09 人のつながり

このブログを読んでいますよ、と知らせてくれた通訳者さんがいらっしゃいます。以前に3回ほど現場でご一緒しています。いろいろと貴重な情報も分けていただきました。

今月の出張先でも意外な共通点のある通訳者さんと知り合いになりました。

さらに、先日の日本会議通訳者協会(JACI)主催「会計知識『基礎の基礎』ワークショップ」にはこのブログに以前コメントをしてくださった方が参加していました。

いずれも特に図ったわけではなく、日ごろの活動が自然に導いたことのようです。


昨年暮れにJACIの仲間が私をある通訳エージェントに紹介してくれましたが、その後の1年で年間売上の15%に達する発注をいただいています。

来年もいろいろな出会いがあるだろうと思います。


南インドタミールナドゥ州発祥でインド全国に広まった料理「チェティナードチキン」。今回は黒コショウを生かしてみました。手前味噌ですが、隙のないすばらしい香り・味になりました。ブログ読者のみなさんに食べてほしいと思いましたね。レシピは YouTube で [Chettinad chicken] を検索するとたくさん見つかります。タミル語のものが多いのですが、動画のありがたさで理解に支障はありません。

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2018-12-07 準備は裏切らない

いままでなぜか縁のなかった産業の通訳が3週間に3回、それぞれまったく別の受注経路・別の客先・別の事業形態で担当しました。不思議なこともあるものです。

事業形態が異なるのですが、同じ産業なので使われる用語・概念にはかなり重なりがあります。3回目のときには前の2つの準備で得た知識がかなり役立ちました。

用語を身に付けるには文脈の中で理解するのが私にとってはいちばん効果的で労力が少ないようです。用語集はあまり作りません。話の流れがわかると用語も自然と使えるようになります。

事前に資料が出るときにはできるだけのことをします。その日に役立つかもしれないし、役立たなくても別の機会にその知識に助けてもらえるかもしれない。

準備は裏切らないな、と思います。


焼餃子4個、水餃子4個。大人気店で前回の出張時は食べられませんでした。今回は少し早めに到着してすぐに座れました。食べると人気店であることに納得します。日本式にご飯(小)を食べてしまいましたが、中国式に餃子だけで食事にしてもよかったなと思っています(中国では餡が副食で皮が主食と考えられ、餃子は皮に使う小麦粉の重さで注文することも多かった)。

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2018-12-06 企画のおもしろさ

日本会議通訳者協会主催の
「会計知識『基礎の基礎』ワークショップ」(東京・全日・日本語)
が良い評価をいただけたようです。

このワークショップは私が企画・準備・実施したのでとてもうれしいですね。

会計の入門書には良質で読みやすいものあるのですが、
「本を選んで読み始めるまでがおっくう」
「やはり専門的な用語が多くて」
という声があるので企画しました。同じ部屋で声で空気を振動させ、顔の表情を使って、体の動きが見えればそうした敷居がずっと低くなると思います。


今回特にすばらしかったのは双方向・参加型で進んだことです。進行役から参加者にどんどん問いかけ、参加者からも次々に実にタイミング良く多くの質問がありました。進行役が
「何か質問はありませんか」
と尋ねる必要がないって、すてきではないでしょうか。また、質問の内容が進行に実に役立つものばかりで参加者全員の理解が深まることにつながったと思います。

通訳演習を実施しないという方針も良かったようです。日本語以外を母語とする方も多く参加してくださいました。募集要項に「日本語」・「通訳演習は実施しません」と明記したのですが、意図が伝わったようでありがたく思います。


会計というとIR通訳を連想する方も多いのですが、今回は企業財務会計・事業計画・会計システム構築といった幅広い場面で通訳者が会計担当者の発想にすっと寄り添えるようになったら通訳にもとても良い影響があるだろうと考えて企画しました。企業勤務時代に原価計算から財務諸表の作成・経理システムの更新を担当し、通訳ではERPの導入・監査・決算発表を経験しました。こんな経歴も通訳と会計との橋渡しを提供する一助になったのではないでしょうか。


ブンボーフエ(米粉の丸断面の麺「ブン」、牛肉「ボー」、都市の名「フエ」)

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2018-12-05 生活系情報のご紹介

今は昔。パソコン通信というものがありました。従量制課金でインターネットにつないでいた時代。モデムでデジタル・アナログ変換をしてNTT電話回線でデータのやりとりをしていました。電話代の高さで家庭騒動になるのも珍しくなかったですね。

そんなときに知り合った英語学習仲間が何人か。それまでの「地面経由」ではおそらく出会うことのなかった人たち。

そんな仲間の1人が鈴木るる子さん。いつのまにか

暮ラシノユトリ舎

というサイトを構えていらっしゃいました。

モノと時間と心を整えて
私らしい暮らしを作る 

が趣旨だそうです。

片付けに悩んでいる方にとって参考になる記事がありそうですよ。

2018-11-30 心と体と

風呂で何気なく左太ももの裏を手で触れたら何かできています。ブツブツが…。

そして、翌日になると歩くときに左足が重いような痛いような感じがします。

帰宅して手で触れてみるとブツブツの範囲が広がっています。ああ、これはたぶんアレじゃないか。帯状疱疹。20年前に腹のあたりにできてかなり痛痒くて困ったやつです。今回は足に来ましたか。ウイルス性なので免疫ができて二度目はないと思っていたのですが…。


免疫が衰えるとすかさず症状が出るあたり、ウイルス君もしぶといし抜け目がありません。おそらく最近の生活でストレスの度合いが以前と異なったのでしょう。不思議なのは気持ちの上ではさほど
「つらい」
「追われている」
「困った」
という感じはしなかったのです。

しかし、今になって思い返してみると最近の業務にかなり新しい顧客・場面・内容のものが多かった。いわゆる「格式の高い」仕事もありました。おそらく身体はそうした変化に正直に反応したのだろうと思います。

わずか2日で疱疹はすっかり広がり、あわてて皮膚科に行きました。症状を見るなり医師はすぐに
帯状疱疹ですね」
とのこと。左側第2仙椎(S-2)の神経根に対応する部分に症状が出ているそうです。

ヘルペスウイルス薬「アメナメビル」200mg 錠を1日1回2錠服用する処方を受けました(商品名アメナリーフ)。薬価はかなり高く、健康保険の財政を考えると申し訳ない思いです…。


今年の業務件数は 210 ほど。少し多すぎたのかもしれません。1日2件が11日、1日3件が1日。
「53歳で初めて現場に立つ通訳者でもここまでできる」
と世の中に叫びたいと無意識にがんばっていたのかもしれません。自身の認識ではそれを
「いろいろな仕事ができて経験を積んでいる」
「顧客やエージェンシーの信頼を集めつつある」
ととらえていてもです。

幸い痛みはそれほどでもなく、日常生活に支障はありません。仕事にも出られそうです。しかし、これは体からの大事な知らせかもしれません。
「少しゆっくりしろ」
「いい気になるな」

生活をやや減速して様子を見ることにします。

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ここにこんな商業施設があるとは知りませんでした。



 

2018-11-29 比例しないけれど

仕事の照会を受けたとき、内容や分野によっては
「請けてだいじょうぶだろうか」
「背伸びしすぎると痛い目に遭うのではないか」
といろいろ考え、総合的に
「お客様に迷惑をかけず、できるだけの価値を提供しよう」
と覚悟するときもあります。

客先から資料が出ればそれをできるだけ調べ、事前入手が難しいのならいろいろと想像を巡らせて情報を得ます。YouTube に講演の動画があったり著書があったりします。

そして業務当日。気分を落ち着かせて現場に入ります。

仕事をしてみたら意外にうまくいったというときもあります。または通訳者の負荷が少ないということもあります(通訳を必要とする場面が少ない等)。

準備の苦労が本番にあまり釣り合わないと感じるときもありえます。

それでも、準備の方法をいろいろ考えるのが次の仕事のためになる。そう考えると「空振り感」はないですね。


そして当然のことながら、資料が十分に出たり自分のなじみの分野であるのに通訳に苦労するときもあります。

こうした
「非対称性」
もさらりと受け止めていくのがこの稼業を楽しく続ける秘訣の一つかもしれないと思います。


ここに来ると「私も会議通訳者になったよなあ」と思います。

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