50歳で始めた通訳訓練

会社員からフリーランス通訳者に転身。同時通訳ブースに入り、通訳学校の講師に。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2017-12-16 英語学習の参考書

通訳学校の入門段階(初級)に通っていて通訳養成課程になかなか進めないとすればそれは外国語(習って身に着けた言語)の運用能力が足りない場合がほとんどだと思います。

英語の場合でしたら以下に示す参考書の内容をしっかり自分のものにするとかなり違ってくるはずだと思います。

  • 英語ライティングルールブック 第2版 正しく伝えるための文法・語法・句読法 (デイヴィッド・セイン
  • ネイティヴチェックで鍛える ビジネス英文ライティング 第2版 (デイヴィッド・セイン
  • 英語らしい英文を書くためのスタイルブック (富岡 龍明、ロバート・ノリス )
  • 一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(大西泰斗、 ポール・マクベイ)

これは一例で、他にも良い本は数多くあります。

 


モスバーガーの朝定食がなかなか良いですね。出張先にて。

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2017-12-15 仕事のつながり・人のつながり

ブログ「定年からの通訳デビュー」で著者のモコちゃんパパさんが

人の縁に助けてもらうことが実に多い。 
仕事の運 人の縁

と書いていらっしゃいます。最近私もそれを強く感じます。

現在登録しているエージェントのうち自分から出向いて登録したのは2社のみ。出身の通訳学校の母体のエージェントには半ば自動的に登録。仲間の通訳者の代役でまず仕事をしてから登録となったのが3社、高校の同級生の縁での登録が1社。


エージェント登録で通訳者にとって最も望ましいのは「現場先行型」ではないでしょうか。若干脚色して説明するとこんな感じです。

  • 「Shiraさん、今日の午後空いてる? 私の代わりに通訳に入ってほしいんだけど」
  • 「いきなりどうしました?」
  • 「家庭の事情でどうしても出られなくなって…」
  • 「わかりました。私で何とかなりそうなんですね?」
  • 「それは大丈夫」

現場に行くとエージェントの担当者さんが来ていて大歓迎してくれます。通訳テストも何もなしに資料と登録書類を渡されてブースに直行です。

仲間の通訳者・お客さん・エージェントにお礼を言われて通訳報酬もいただいて試験もなしで登録。これは最強パターン。


また、自分で登録に出向いたエージェントで長い間業務の照会をいただいていないところがありました(実績表は定期的に更新して送っていました)。ところが仲間の通訳者が一言私を推薦してくれたら突然照会が届くようになりました(それも優良案件ばかり)。


エージェントは初めて使う通訳者を現場に送る時に祈るような気持ちもあると思います。うまくいかなければその顧客を永遠に失う可能性もありますから(日本には通訳エージェントはたくさんある)。そんなところに自社で実績のある通訳者から
「この人なら大丈夫」
と紹介されればずいぶん安心できるのではないでしょうか。


ちょっと緊張する場面の前に平常心を取り戻すべく、ナンディニ虎ノ門店でビリヤニ。上段は左からタマリンド風味のスープ、ライタ(ヨーグルトサラダ)、ココナツチキンカレーの肉抜き(ビリヤニにおまけで付いてくる)。鶏肉はビリヤニにしっかり入っています。

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2017-12-11 事故はこうして起こる

起床して気づきました。
「あれ、目覚ましが鳴ってないな…」

時計を見ると現場には楽に間に合うものの、目覚ましを止めた形跡もない。セット時刻はちゃんと「05:38」を指しています(半端な時分に設定するのが好き)。

電池の寿命か、それともついに故障かと思ってよく見てみると設定時刻の小さな午前・午後表示が
「午後」
となっています。

ああ、そうだ!

その前々日は夜勤明け。午後2時ごろ帰宅して、寝すぎると夜寝られなくなるから2時間だけ寝ようと午後5時15分くらいに目覚ましを設定したのでした。

その翌日は休日で目覚ましを使わずに過ごしました。そしてその次の日の仕事のために 05:15 から少しだけ進めて 05:38 に合わせたのですね。

製造業や工事業でよく目にする HH というやつです。「ヒヤリ・ハット」、通訳時には near miss(es)。HH を何回かやらかしても改善策をとらないとそのうち事故につながる。

※ ちなみに製造・建設業界の KY とは「危険予知」です。

 


東京駅八重洲口近くの「ダクシン」の昼定食。さすがの味です。そして割安感あり。

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2017-12-08 「お伝え」しよう

通訳者Mさんがなかなか良いことを言っています(地上でもお友達)。特に2017年12月に入ってからの一連の投稿は実にイイ!

私が通訳学校で講師として最近強調するのもこのあたりのことが多くなりがちです。

学習中の人は読むときっといいことがあると思います。わかったと思っても数年後に
「あのときはわかってなかったなぁ」
ということも多いし、今はなんだかピンとこないかもしれませんけど…(私はそうでしたし、たぶんこれからもそう…)。

通訳者Mのブログ

 


ラテ模様を描くつもりはなかったらしい…。

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上品。

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2017-12-07 恩師4人と

私の出身校「インタースクール」(学校教育法によらない民営通訳訓練機関)の会議通訳コース・チーフコーディネーターが

私は、スクール受講生、卒業生の皆さんとインターグループ会議通訳者としてペアを組み、稼動することを自らの信条としています。

と表明しています。

2016年7月のある日に同校の母体インターグループ(通訳仲介業)から業務打診メールを受け取ったときの期待・興奮・不安は容易に思い出せます。いつもの事務連絡にさりげなく

形態: 同時
パートナー: △△様

 と、3年間の通学のうち2年間教室で指導を受けた講師の名がありました。その年の4月に同時通訳ブースで同級生と3人で終日の業務を経験してから3か月後のことです。それから今までこの方とは多くの回数ご一緒することができました。


その後、同校の会議通訳本科2でお世話になった講師とも別の現場で一緒になりました。また、もう一人、代講に来てくれた講師とも何度も同時通訳を担当しています。


そしてつい最近、私が通訳学校で初の授業を受けたときの講師と同席する幸運を得ました。あの日、2012年04月21日に教室で座った席もよく覚えています。その講師と同じ場所でイヤフォンを着けてマイクロフォンに向かっている…。

今年も様々な機会で通訳をする機会に恵まれてきましたが、不安を感じていた私を通訳の世界にいざなってくれた方と同じ現場に出たのは最大級の喜びでした。

私はその客先にかなりの回数おじゃましているので若干の「地の利」があったのですが、わずか10分で追いつかれてしまった気がします。経験と日々の鍛錬による分厚い実力と自分の通訳との差を感じました。
「なるほど、私はまだまだだ」
と思ういっぽう、なぜ品位の高い訳出ができるかのヒントもいただいた気がします。

教室でお世話になり、その5年後に現場でまた無言の教授をしてもらえる。本当にありがたいことです。

私は「インタースクール万々歳」と言って回るつもりはないのですが(他の教育機関も負けずに優れています)、冒頭に引用した

私は、スクール受講生、卒業生の皆さんとインターグループ会議通訳者としてペアを組み、稼動することを自らの信条としています。

に偽りがないことは経験しました。学校修了後数年のうちに私を指導してくれた4人の現役講師と現場に出て貴重な収穫があった事実を記しておこうと思います。

 


川崎市高津区の「キングライオン」。スリランカ料理店です。日本向けのアレンジは一切していないとのこと。写真の1皿盛に豆のスープカレーが付いて 900円。ずいぶんお得感があります。

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2017-12-02 大阪で通訳練習会 2018-01-13(日)午後

日本会議通訳者協会主催の

【大阪】JACI通訳ワークショップ「建築通訳を学ぼうー専門用語もこわくない!必要な知識から表現まですべて教えます!」

のお知らせ。大阪市北区梅田です。

同協会の会員以外も多数参加します。

ITでも自動車でも建築でも政治でも、
「専門性のない通訳現場は存在しない」
のが現実だと思います。お客さんは通訳費用を負担して通訳者を呼ぶのですから。私の場合初仕事は流通、その次はエネルギー資源、その次が機械でした。

 

2017-12-01 総集編

日本翻訳連盟(Japan Translation Federation)が主催する JTF翻訳祭(2017年11月29日、今年の会場は東京都)に参加してきました。来場者が千人を超える大きな規模で内容の充実もすばらしいものです。翻訳者・翻訳エージェント・出版社・学術関係・機器・ソフトウェア・辞書・教育機関など、翻訳に関係するすべてのものが集まると言ってもよさそうです。

各種展示の他に「セッション」という90分の講演やデモンストレーション、座談会が5つの会場で午前2つ・午後2つ並行して進行するのは壮観です。


今年はそのセッションの1つを担当する幸運に恵まれました。翻訳祭で通訳の話をしてはたして人が集まるのかと思いましたが、会場は7割以上の入りでびっくりです(10人くらいだったら椅子を「コの字」にしてほのぼの進行しようと思ってました)。

今まで出身の通訳学校のセミナーを数回担当したことはありましたが、一般聴衆が参加する通訳に関する講演はこれが初めてでした。

企業勤務をしていた人間が何を考えどう行動して通訳専業になったかという、私にとって身近な話題の総集編のつもりで話をしました。聴衆の反応は良かったと思います。質疑応答の時間を十分に確保したのですが、残り時間いっぱいを使った双方向のやりとりになったのがうれしいですね。

演壇に立つとトーストマスター活動をしていたときを思い出します。


翻訳祭では多くの人に会うことができました。企業勤務のときから「商売替え組」の一例として気になっていたあきーらさん(ブログ「技術者から翻訳者へのシルクロード」の著者)が私のセッションに参加してくれたのには驚きました。縁の不思議を感じます。

最も感動したのは私が通訳者として独り立ちするきっかけになった出張業務を発注したお客さんが私のセッションに来ていたこと。この話も取り上げたので、
「あ、ウチの会社の仕事のことじゃないか」
とにやにやして聞いていたかもしれません。本当にありがたいことです。

 


良く出かける客先の近くにベトナム料理店を発見。コムネム(豚バラ肉ごはん)。脂身たっぷりなのですが、不思議とおいしく食べられます。スープもおいしい。

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