50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2020-12-08 出かけると少しほっとする

久しぶりに宿泊を伴う遠隔地の仕事がありました。交通費の精算もなんだか懐かしい作業です。ありがたいことに移動中は雨に降られませんでした。


国際会議場での仕事も登壇者が会場に来たり来られなかったりで遠隔の要素があります。場合によると時差の関係で講演が録音・録画済みのときもあります。

推敲した原稿を読み、録音装置が動いているという意識があると話の密度が詰まり気味になります。目の前に聴衆がいると
「ああ、みなさん聞いてくれてますよね」
という安心感があるので間合いも生まれます。聞いている人が見えないとどうしても
「隙間(沈黙)を埋めよう」
という意識が働くようです。

そういえば以前の勤務先で休業の案内をする電話自動対応の録音をしたとき、アナウンサー役の社員が
「ちょっとそこにすわっていてください」
と言ってきたことがありました。
「だれかいないとうまく話せないんです」

録音は血の通ったものになりました。そういえば電話の
「ピーと鳴ったら伝言をどうぞ」
ってたいていの人は苦手ですよね。


近所のアオサギのアオちゃん(仮称)とカワセミのカワちゃん(仮称)とが同じ場所で魚を狙っています。アオちゃんはときどき場所を変えて、この翌日は流れのない池にいました。

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