50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2020-04-23 自分で試して確認しよう

「…のはずです」と「…です」との間には深い深い谷があるというお話です。


携帯電話にテザリング(tethering)という機能があります。スマートフォンは電話回線を使ってデータ通信もするのですが、それを無線LANで他のデバイスと共用できるというもの。いわばスマートフォンの移動 Wi-Fi ルーター化。

Microsoft Surface Go LTE を持っています。「LTE」(Long Term Evolution)という名のとおり、SIMカードを内蔵して電話回線でインターネット接続が可能な機種です。

携帯電話のデータ通信契約を変更すると同時にこの LTE を解約し、Surface をインターネットにつなげるときにテザリングを使うことにしました。

テザリングは以前にも設定した経験があるので、
「必要なときにその場で設定できる」
と安心していました。

仕事に出てテザリングを初めて使う日がやってきました。念のため自宅で接続しようとしたら携帯電話でテザリングのスイッチ(ボタンアイコン)が入りません。そんなばかな…。

あわてて同じ経験をした人がいないか検索します。実はこれはあまり良くない…。最初にすべきは契約している通信事業者の取り扱い説明書を読むことですね。

テザリングはオプション扱いで、ウェブサイトから申し込まないとトグルスイッチが ON にならないのだそうです。無料オプションなのに。おそらく意図せぬテザリングで電池の消耗が早くなったりハッキングされたりするのを防ぐためでしょうね。

所定の設定を済ませて無事にテザリングができました。


やはりこの目で・耳で・体で動作・設定を確かめないと「準備ができた」とは言えないのですね。以前の勤務先の技術担当役員の言葉を思い出します。

いいか、おまえら。(冷却水の配管を)つなげたらだな、圧力試験して水漏れがないかを確かめて、それで初めて「つないだ」っていうんですよ。いくらフランジのボルトを締めたって、それで水なんか流せないですよ。テストをするまではつながってなんかないんだから。 (怒ると口調が丁寧になる怖い人でした。)


先日記事にしたマイクロフォン Blue Yeti Nano。

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