今年2019年には基礎練習の時間も確保しようと昨年末に考えたのですが、というお話です。
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仕事の打診を受けると可能な限りは引き受けようとしてしまいます。
フリーランス通訳者は回遊するマグロにも似て、止まることができない。
- 仕事を引き受けないと収入が途絶える。業務経験が少ないうちは売上数字を伸ばすこともとても大切。
- 断ると次の仕事が来なくなるのではないかという本能的な恐れもある。
- エージェントから照会があると「私に打診があるのも何かの縁」と基本的に引き受けようとする。断るとエージェントは他に当たらなけらばならず、それも大変だろうなあと想像してしまう。
- 忙しいとか準備が大変だとかぶつぶつ言っている割に、実は現場が好き。
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それはそうなのですが、次の仕事の準備に追われる感覚が続きすぎると不安も生じます。基礎的な通訳技能の練習がお留守になっていないだろうか。通訳技能の下支えになる言語運用能力は大丈夫なのか。世の中の動きに鈍くなっていないか。ときには静かに考えを巡らせているのか。
今年は年初に思っていたほど基礎訓練に時間を使っていないので、反省して取り掛かることにします。今だっていつだって遅すぎることはありません。
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会議場に行く途中に見かけました。ひょっとするとこちらも通訳者が入るイベントかもしれませんね。
なぜか通訳の現場でよくお目にかかる「今半」の弁当。こんな軽いものもあるのですね。味付けもくどくなく、おいしくいただきました。