「よし、次こそはしっかり聞いて理解しよう」
「この次にはわかりやすい文で訳出しよう」
通訳者や通訳学習者はこうした決意が大好きです。
しかし、決意は通常それだけではほとんど何も生みません。変化をもたらすには具体的な思考・行動が必要です。
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以前にもこのブログで引用した大前研一氏のことばには真実があると思います。
人間が変わる方法は三つしかない。
一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える。この三つの要素でしか人間は変らない。もっとも無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。
大前研一(著)『時間とムダの科学』プレジデント社(2005)
私がなんとか通訳者らしきことをして生計を立てていけるようになったのも
勤務先を退職する
という蛮行に出たからです。今になって思うと大前氏の言う「三つしかない」のうち二つが起こりました(引っ越しはしませんでしたが、一日の大部分を過ごす場所は変わりました)。
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献血に出かけて待ち時間に野球選手イチローの語録を読みました。そこにあった警句が目を引きます。
ミスショットの原因は気持ちの中にあると思っていたのです。だけど違っていました。技術によるものでした。
(夢をつかむ イチロー 262のメッセージ、出版社:ぴあ)
そう、通訳がうまくできないのは、まず第一に技能が不足しているから。どれだけ
「次こそは」
と思っても、そこには改善を約束する実体がない。
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通訳者であり通訳エージェントの経営者でもある丹埜段さんのブログ記事には示唆するものがとても多いと思います。
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カフェ「プロント」のカレースープパスタ。塩味が軽く、スパイスで食べさせるのは卓見。担担麺にも通ずるところが少しあるような。