会社勤務の生活は 1980年代から2012年まで続きました。その間毎月決まった日に給与を受け取っていたのですね。
組織の歯車という言葉は否定的な文脈で用いられることが多いのでしょうけど、歯車がきっちりと動力を伝えることも欠かせません。さもないと電車は動かず野菜も食べられず水も出ないでしょう。
企業で勤務する人は実際には動力を伝えるだけではなく、何かを起こす・生む仕事もしています。それがおもしろいから私も30年近く続いてきました。
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自営業(フリーランス)通訳者になったら仕事の取り組み方やお金の入り方は大きく変わりました。会社のように力を合わせて分業で大きなことを成し遂げるということはないのですが、自分一人の力で、それこそ「腕一本で」暮らしていけるという感覚もすばらしいものです。
自分の技能に自分で値段を付け、自分で選んだ仕事をして市場が評価してくれる。このことは私に大きな満足感を与えてくれます。