今年は2月にして早くも通訳という職業についていろいろと変化がある年になりました。
周囲の人の厚意でものごとがどんどん進んでいる気もします。
こういうときは危ない。自分の実力ではなく、相手の心に映った一種の私の「虚像」のためかもしれません。ひとつひとつの通訳業務についてできるだけの準備をして丁寧に仕上げることを忘れないようにしようと思います。
私の訳はまだまだ聞きづらいことも多い。「通訳くささ」を取り除きつつ忠実な訳を出すための課題は山積みです。訳すからには、たとえば録音を聞いた人から
「え、これ、通訳音声なのですか」
と驚かれるくらいのことをしたいではないですか。できるかできないかは別としても。
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あわただしく資料を読んで、今日の仕事を終えて
「ああ、なんとかなった」
という生活を続けていると通訳者人生はゆっくりと敗北に向かうと思います。通訳者の緩慢な自殺。
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ムスリム風鶏カレーと南インド風のキャベツのポリヤル(蒸し炒め)。おいしくできました。通訳者仲間に配って歩きたいくらいに…。