休みで時間が取れるので、音声素材を少し集めました。
- 経営者のインタビュー(家庭用品)A. G. Lafley
- 経営者のインタビュー(ソーシャルメディア)
- 経営学者の講演(競争戦略)Michael Porter
- 外科医の講演(精神疾患)Sherwin B. Nuland
- 医学者の講演(遺伝・がん)Siddhartha Mukherjee
- 大学卒業生へのスピーチ(UC Berkley)Sheryl Sandberg
- 科学番組(木星の謎)
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インタビュー素材の録音が15分だったので、途中で止めずに同時通訳で訳してみることにしました。こうした決心は取りかかる前にする必要がありますね。何があっても止めずに訳す。いつもの散歩道で取り組みました。歩いていますから前を見ます。実際の通訳現場でも視覚情報は重要ですから、条件としてちょうどいいと思います。
なんとか訳し終わりました。
こうして初めて聞く音声を同時通訳して、同じ素材で逐次通訳の練習をするのも効果的だと思います。同時通訳で聞き逃していたり訳が適切ではなかった部分を確認できます。
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科学番組の訳では意外な課題が見つかって大きな収穫となりました。かなり派手な演出の音声なので、それをどう伝えるか。初めて聞いて同時通訳すると
an exciting, adrenalin-pumping journey
と聞こえてきたので
「血沸き肉躍る旅へ」
と訳して自己嫌悪に陥ります。こんな手あかのついた、凡庸で、いかにも「訳しました」という表現しか出せないなんて。この録音は効果を狙った語りをどう訳すかについての良い練習材料になりそうです。
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ここを歩いて訳します。