他の仕事から若い時に通訳業に転進した方とときどき組むことがありました。ある日、休憩時間にこんな話をしてくれました。
部屋でいちばん若い私が社長レベルの人の通訳をするわけです。部屋で英語がわかるのが私だけ。だから、なんとなく自分も重要人物になったような気がしちゃうもの。 今思うと自我が良くない方向に拡大していたのはまちがいない。
いわゆる「消したい黒歴史」と感じているわけでもなく、冷静に振り返っていらっしゃいます。私も将来きっと自分について思い当たることが何か出てくることでしょう。そのときにはこの方を見習って落ち着いて受け止めてみたいと思います。
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通訳を志すずっと前に食べたことのある店。現場の近くだったので思い出しました。タンドーリチキンと野菜カレーがとてもおいしい。