ときどき「保険」として通訳者を手配するお客さんもいます。英語を使わない人がいるかもしれない・来るかもしれないから通訳者を置いておこう、というときですね。
今までに何度かこうした業務もありました。かなり出番が多かったときもありますし、控えているだけということもありました。
通訳者が一言も音声を発しないことも何度かありました(私はこっそりと「完全試合」と呼んでいます)。
それだけ英語を使う日本人は増えていると感じています。
▼
私が以前勤務していた企業(日系多国籍企業)では、定期人事異動でかなり機械的(=強制的)に国内担当と国際担当とが入れ替えになります。英語に対する方針は
「プールに落として、泳ぐかどうか見てみよう」
というものでした。外国部門に行けば「英語を使わないと仕事ができない」(英語を話さない人=石か木)ということがわかるから、あとは自分でなんとかしなさいという方針です。ただし異動者には機会はしっかりと与えられ、数か月は通常の勤務をすべて免除されて外国語学校と自習とで過ごします(業務として)。
その基礎にあるのは
「イヤなら辞めてもしかたがないですね」
という割り切りなのかもしれません。私はこの方針が好きでした。
▼
そんな人たちがどのような英語を身に着けるかについてよい記事がありましたので紹介します。読めば予想がつくように、通訳学校の受講生の大部分より一枚上手の英語運用能力を持つようになる人は少なくありません。
「英語が使える」ってどういうこと?
(松井博さん on note)
▼
自宅から徒歩数分。橋は絵になりますね。