同時通訳の耐久性を伸ばそうと 25 分程度のインタビューに取り組んでみました。取材側と取材される側との両方を通訳します。再生速度を 90% にしました。
取材される側は英語の母語話者ではないので、双方ともにゆっくりと話しています。練習材料として好適でした。
母語の影響が強く特有の言い回しをする箇所があり、2か所くらい即時の訳ができませんでした。そういうところは取材側も言い換えて確認するので訳としては自然な仕上がりになったようです(会話の切れ目に説明として押し込んだり)。いつもこれほど幸運とはいかないでしょうけど…。
翌日 100% の速度でもう一度。わずかに忙しくなりますが、昨日一度聞いているので訳出はなめらかで自然になりました。
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高速道路で流れが良い状態の上限まで走行自動車数を増やしたとします。そこから2割増加しただけで大渋滞になるという話を聞いたことがあります。私の場合、通訳もこれに似ています。逐次でも同時でも、情報密度や速度がやや増加すると訳出の質に大きく影響すると感じます(あたりまえか…)。
近所の散歩道のあじさい。