「xx歳でも通訳者になれますか」
「小さな子がいても通訳者になれますか」
「逐次通訳だけの通訳者で身を立てられますか」
こうした問いが多く発せられている気がします(声には出なくても)。
答えを他人から聞いても自分が納得することは難しいのではないでしょうか。
一つ良い方法として、発注側の立場で考えてみることをおすすめします。通訳サービスを買ってくれる人がいれば通訳者は誕生します。消費側の行動指針はさほど複雑ではありません(行動形態は多種多様ですけど)。経営コンサルタント佐藤義典さんは次のように説明していました。
はやべんうまい
は 早く
や 安く
べん 便利で
うまい おいしい=効果がある・役に立つ・もうかる
顧客にとって・通訳エージェントにとって「はやべんうまい」通訳者が選ばれていくはずです(淘汰の速度はわかりませんが)。
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通訳者でも誰でも、消費者としての立場では常に容赦なく選んでますね、つまり供給側に厳しい競争をさせています。
「あのヨーグルトではなくこのヨーグルトを買う」
「あのカフェではなくこのカフェに入る」
こうしたとき、相手(乳製品会社・カフェ店舗)は必死に競争してあなたに訴えかけているわけです。その結果として消費者は「これ」を選ぶ。
自分が供給側に立つときにもこのことを忘れてはいけない。