ふと思ったのですが……
和暦(明治・大正・昭和・平成、等)が出てくると通訳では西暦にする場合が一般的ですね。それでは kg(キログラム)や m(メートル)は lb(ポンド)や ft(フィート)にすべきなのでしょうか(日→米の訳の場合)。温度の C も F にしないとぴんと来ないはずですが…。
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掛け算・割り算だけで済む換算はまだなんとかなりますが、
- y=ax+b のような関数(摂氏・華氏)
- 平方・立方(面積・容積)
- 割る数・割られる数が共に違う(kg/cm^2 [平方センチあたりキログラム]・PSI [平方インチあたりポンド])
となると逐次通訳でもかなり厳しいですね。
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話が学術的・技術的なら元の単位のまま訳さなくてはならないのですが、一般的な話だと概数でも換算数値を耳に入れたほうがよさそうです。「子供の熱が39度で心配した」と言っても困惑してしまって、「102度」と言われて「そりゃ大変だ」となりますよね。
あと、日本人の好きな「東京ドーム X 杯分」や「琵琶湖の Y 倍」も通訳者泣かせでしょうね。