今はただ、目の前の顧客のためにどれだけ価値を生み出せるかを考えます。
資料の読み込みが十分できないこともあるかもしれない。予定が急に変わるかもしれない。荷物を持って移動が続いたり、ホテルの部屋でいまひとつ疲れが取れないこともあるでしょう。
通訳者として年齢的に後発だけど懸命にがんばっていますとか、日本国内でできるだけの英語の学習をしたとか、そうした言い訳がましいことは顧客にとっての価値を増すことはありません。
「あの通訳者はこうだった」
「あの仕事は、あのお客はああだった」
他人のことをとやかく言うのも同様ですね。
通訳を提供する時間は過ぎてしまうと本当に短い。短いからこそ顧客にとっての真実の瞬間になりますから、自分がサービス提供者としてどうありたいのかを考えて取り組もうと思います。