近所の方がハーレーダビッドソン(Harley Davidson)の二輪車を購入。余談ながら英語に「エー」と聞こえる母音はないのですが、日本の同社現地法人は「ハーリィディヴィッドスン」と名乗らず、長いものに巻かれて「ハーレーダビッドソンジャパン」なのですね。数十年にわたって刷り込まれたブランドの印象を変えたくなかったのでしょう。
さて、米国製工業製品と言うとインチねじです。パソコンの組み立てをするときに初めて思い知りました。そして、ねじの呼び径が日本と違うんですね。
たとえば自動車に使うミリねじ六角ナットの寸法は
8mm 9mm 10mm 12mm 14mm 17mm 19mm 22mm 24mm ...
というのが一般的なところですが、インチねじだと
1/4 5/16 3/8 7/16 1/2 9/16 5/8 11/16 3/4 13/16 7/8 1 1-16/1 1-1/8 ...
なのですね。分数表示。大小関係がすぐにはわからない。どうして分母を揃えないのかなと思います。慣れると反射的にわかるのでしょうね。
ここで思い出したのが株式市場の表示。NYSE のティッカに出てくるのも分数でした。ブログ「Market Hack」の記事にアメリカ人は分数になじみがあるのではないかという興味深い記事がありました。
米国人の友人はミリねじのことを metric、インチねじのことを English と呼んでいました。インチねじは Imperial じゃなかったかなあ。もう Empire じゃないからかな。American と言い出さないだけ奥ゆかしいということにしておきましょう。