ブログ仲間の 93 さんが TED の書き取りに取り組んでいらっしゃいます。
私も 1999年くらいにずいぶん書き取りをしました。米国のラジオ NPR のニュースやドラマ Ally McBeal などを材料にしたのを思い出します。当時のコンピューター通信(Nifty Serve)で仲間と答え合わせをしていました。材料を変えながら2年くらい続けたと思います。
受験勉強の弊害か、無意識のうちに
「正解を得る」
ことを目的にしてしまいがちですが、それだけではちょっともったいない気がします。
ディクテーションで何を拾えるか。これは心がけ次第のように思います。私の場合には
- 聞き取れなかったところは同じリズムで言えるよう練習
- コロン [:] やセミコロン [;] 、ハイフン [-] もきちんと「聞いて」書き取っているか
- 数字の表記は正書法になっているか
- 日本人にとっての2大課題、時制と冠詞とを意識して身に付ける
- 話の組み立てを追う。特に「既出情報」と「新出情報」とのつながりに注意する。どのように主語を選んでいるのか(注)
最終的には
「自分で教材のような発言をできるか」
という点を考えていました。
注:主語の選択については通訳者柴原早苗さんの記事が参考になります。英首相演説に思う