50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2014-09-22 部活動(南インド部)・希少性

南インド料理愛好の仲間が業界・趣味を超えて広がりつつあり、うれしい限りです。出張中に東京に戻る機会がありましたが、そのときも仲間と食べることができました。

声をかけたところ、
「実は一昨日も『自主練』してました」
「もちろん明日も食べにいきます」
との心強いお返事が…。

出かけた先は銀座の「アーンドラダイニング」。
衝撃的においしかった…。スパイスが立っている。また行きますので、参加希望者はお声をおかけください。


カレーとナンというおなじみのインド料理とかなり違った南インド料理。初めのうちはナンも提供する店が多かったようです。
「インド料理にはナンがあるはず」
という客の期待もあったことでしょう。

しかし、最近になって菜食のみの店やナンを出さない店が続々と開店して成功しています。需要と供給とが相互に影響しあって、立ち上がりがうまく一致しているような印象を受けます。


日本に喫茶店は飽和状態だと言われてからドトールコーヒーショップが大躍進。その後に来たスターバックスも大成功。
「(供給者で)もういっぱい」
と思っていても参入の隙間があるのですね。そして、隙間どころか大平原だったりする。通訳市場にもそのような、見えていない需要があるかもしれません。

ドトール(手軽なお休み処)もスターバックス(家でもなく職場でもない場所・室内禁煙)も、既存の供給者が満たせなかった価値を提供しました。通訳業界の新しい価値を見つけた供給者は登場するのでしょうか。