学校で使っている音声教材の語りがノリノリで速いんです。
マジですか、という速度。BBCやCNNの早口アナウンサーほどではありませんが、明瞭に話す訓練を受けた専門家ではありませんから、絶対的な速さより難しく聞こえます。
文と文との間がないのが特に厳しく感じます。効果を狙ってゆっくり話す部分を作るとか、一瞬待つということもしません。だーっと続きます。
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復習するときにシャドウィングをしてみました。速さが身に染みます。「数語遅れてついていく」と通訳技能の訓練に非常に効果的なのですが、それどころではありません。置いていかれないようぴったりと付いていくつもりで結果的に3語~5語くらい遅れてしまいます。
講師の指示で、同時通訳の際には再生速度をやや遅くします。元の速度の 90% でも難しいですね。まず 85% で取り組みます。ラジオニュースの 85% は「人工的に遅くしました」という印象になりますが、この教材だとちょうど良くなるから恐ろしい…。
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でも、こうした話し方はどの国・どの言語にも存在しますね。実際に存在する以上、避けては通れません。ヒマラヤ登山に向けた高地トレーニングのつもりで取り組みます。