最も多いクレームがインタースクールの講師(複数)も授業中に何度も指摘していました。
「(通訳者の)声が聞こえない」
です。内容が良くても、顧客の耳に届いて
「よし、たしかに聞いた」
という印象を残さないと通訳したことになりません。
「それでは『聞こえません』って言われますよ」
「もうすこしだけ声を大きく」
朗読会のような話し方をする必要はありませんが、明るく、軽く、極端な抑揚なしに、急がず遅れず、そして癖を感じさせず。
日本語の音声面に注意することも見返りが大きいかな、と思います。
▼
「あー」「えー」は講師の指導のおかげでほとんど出なくなりました。以前に話し方研修で指摘された「格助詞のしゃくり上げ」(を・は・が・に 等の音程が上がり、強調される)がまだ解決できずにいます。少しずつですね…。
英日訳のもう一つの癖、「…ということ」の乱発はお友達に指摘されたことがあります。こちらにも注意を払わなくては。
音声の癖に限らず、まずは気づくことが重要だと思います。それがない限り解決のしようがありません。