50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2014-05-21 単語も甘く見てはいけない…

米国から来たお友達を案内して回るとしたら…。

秋葉原通天閣も京都も楽しんだ。こんどは普通の人たちの普通の生活を見てみたいと言い出したとしましょう。

そうだ、国道沿いに有名な路麺があった。トラックの運転手やコピー機のサービス担当者に紛れて食べてみよう。

いろいろと英語で説明すると、キレの良い訳が出てこなくて困ります。

・路麺 / 座麺
・B級グルメ
・ダシを取る
・追いガツオ
・かえし
・かきあげ
・山菜
・七味
・薬味

語数を多くして説明することはできますが、そうすると元の「おかしみ」が香らなくなりますね。そこまで求めるのは無理なのでしょうけど、それでもできるだけ日本語の持つ雰囲気を伝えたい。

これは鏡像( mirror image )ですね。私が英語で説明を聞くときも、元の意味の何割かは揮発してしまっている…。

困るのが「国民的▲▲」というやつ。日本の中年以上なら
サザエさん
オバケのQ太郎
紅白歌合戦
・ラジオ体操
セブンイレブン いい気分
ウルトラマン
・エースをねらえ
忠臣蔵
あたりは「基礎知識」ですよねえ…。各国にもこういうのがたくさんあるはず。