2013年10月期(2014年3月終了)の通訳学校講師による評価票を読み直してみました。
会議通訳本科3とIR通訳コース2との2通です。
授業の進め方が異なる講師なのに、私の通訳に対する項目別の評価はかなり似ています。会議通訳本科2のときは2人の講師の見方がけっこう違っていたのですが…。
他の要素と比較して良い評価(あくまで相対的に、です)を受けたのは
・内容がわかっているときの日本語・英語の出力
のようです。これは人前で話す練習・実践の機会が多かったからでしょうか。
問題は
「内容がわかっているときの」
という条件です。ここが弱ければ訳語の選択や話し方がどれほど優れていても通訳サービスを提供できません。そして、私の弱点はここにあります。いつもこのブログでぶつぶつと書いていることですが、
・情報を正確に取り込み、鮮明な理解(位置づけ)に基づいて記憶する
ことが最大の課題ですね。
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この弱点の存在を裏付ける講評もありました。
・逐次通訳で訳の開始が遅く、流れが(同時より)良くない
というものです。情報の取り込みに不安があるから逡巡してしまうのでしょうか。
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学期終了直後は心がざわざわして評価票も(自分が思うほどには)じっくり読めていないこともありそうです。過去の評価を読み直してみると何か発見があるかもしれませんよ。