「2013年 06月 25日 仕事再開と自主勉強 」に以下のような記述がありました。
実践で通訳をすることは非常に勉強になりますが、やはりそれだけでは絶対にスキルは上がらないと思います。当時に読んだときには
「そうなのかな?」
「実際に仕事をしてわかることも多いと聞いているのだけど」
と、正直ややピンとこない思いでした。
そして、今になってこの意味がよくわかりました。
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2014年3月01日の授業では私が気づかなかった意味の取り違え・誤訳を講師に何度か指摘してもらいました。この日の教材には一筋縄でいかない要素が多かったようで、受講者のほぼ全員の訳出に対して講師の解説が付されました。
教材を検討して注意深く聞いてくれる講師がいるからこそ通訳者・顧客双方が気づかない誤訳を指摘できるのですね。そして受講者はこの経験を次に生かすことができます。
流れを見失わず鳥瞰するのが大切ですが、実はそのためには1語の意味をしっかりとらえ、それに反応する必要がある。この「遠近両用」の聴き方・理解の仕方は永遠の課題かな、と思います。