インタースクールの授業ではときどき代講があります。
今までの経験だと、平均して1学期(半年)に1回でしょうか。
以前にも書いていますが、代講はなかなかいいですね。
今回の講師からもいろいろと興味深い話を聞くことができました。
・元発言のすべてを訳出するのはたいへんだが、口に出した文は完結させること。顧客が
「文をしっかり聞いた。理解できた」
と感じることが大切。元発言の50%だけ理解できたとしたら、それを完全なメッセージとして届ける。練習してそれを60%,70%と増やしていけばよい。
・そのためにも、訳出は短い文を積み上げていくこと。長く複雑な文を使って通訳作業を難しくしないように。聞き手も短い文のほうが楽。
・不要な音(ah, uh)は出さない。癖のある発音は改善すべき。訳出は自信に満ちた声で。
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中国語専門の通訳エージェントから聞いた話ですが、顧客からの不満(クレーム)で最も多いのが
「声が聞こえにくい」
「話がわかりにくい」
というものだそうです。内容が正確かどうかの評価はなかなかできないので、不満はこうした点になるのは当然といえますが…。