中国語の学習仲間が音読練習に使っている教材を見せてくれました。語彙制限のあるシリーズが中国語教材にもあるのですね。
「英語で何か読みたい(読ませたい)けど、何かよいものはありますか」
という問い合わせを何度か受けたことがあります。
ちょっと冷たいかもしれませんが、答えはどうしてもこうなってしまいます。
「大きな書店の英語関係売場で読めそうなのをいくつか買ってしまってはいかがでしょう」
興味のある分野ならけっこう読めてしまいますし。
教材だけではなくて一般のものも読むようになったら、日本語の本を選ぶのと同じように選ぶとよいのではないかと思います。日本語で読まない人は…きっと英語でも読まないので、何か別のことをしても良いのではないでしょうか。
すでに実施している方も多いと思いますが、新聞・雑誌・インターネット媒体の書評を使うのはおすすめです。朝日・日経・読売といった全国紙の書評で気になる本があり、その原著が英語のものだったらチャンスですね。
英米の新聞・雑誌の書評も大変参考になります。定期購読している The Economsit や 以前購読していた TIME の書評はその記事自体も良く書けていました。モーツァルトやベートーベンについての研究書を書いた Maynard Solomon や 「銃・病原菌・鉄」の Jared Diamond 、文化人類学・脳神経学の Oliver Sacks、生物学の Edward O. Wilson 、「敗北を抱きしめて」の John Dower や 「原子爆弾の誕生」の Richard Rhodes にはこうした書評で出会うことができました。ここに記した著者の本はピュリツアー賞はじめ著名な賞を受賞したものも多くあります(ピューリツァー賞の受賞リストは良い読書ガイドにもなりますね)。
そして…
今や YouTube や TED でこうした著者の生の声が聞ける!