英語では n と ng との音を区別していますね。pin と ping とは違う音で、違う意味を伝えます。
日本語では意識して使い分けをしませんし、混同しても意味が通らなくなることはありません。
こんな音の組み合わせがいろいろとあります。 s と th 、l と r などが広く知られています。しかし、なぜか n と ng とは取り上げられる機会が少ないように思います。
中国語(普通話 = 共通語)でも n と ng とは使い分けがあります。中国語学習者と教師とは英語の l と r とに対してと同じ熱意で違いを強調して練習を重ねます。
中国語を学習したおかげで英語の n と ng とにも注意するようになりました。練習では極端に試したほうが良いので、n は舌を歯茎にぴたっと付けてフタをした音、ng はたっぷりとした鼻音で共にたっぷりと鳴らして練習します。おもしろいもので、こうして極端に使い分ける練習をすると聞くときにも差がわかってきますね。
ひとたび極端に「鳴らす」練習をしたら、あとは自然に使い分けることができるようになると思います。