50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2013-06-20 リテンションが難しかった例

なじみのない内容で、自分が言ったり書いたりしそうにない(できそうにない)文章を記憶するのが難しかった例を取り上げてみます。
Constant vigilance: that is the task of the people who protect society from enemies intent on using subterfuge and violence to get their way.

It is also the watchword of those who fear that the protectors will pursue the collective interest at untold cost to individual rights.
(The Economist June 15th-21st 2013, p.11)
いかがでしょうか。読んでいる最中は意味がはっきりとわかり、内容について討議することもできると感じました。ただ、類似した「大人の構文」で再現するのは一文ごと(to get their way. までで区切る)でも一回読んだだけでは無理でした。

subterfuge は知らない語でしたが、1~2語なら「丸呑み」で憶えておけというインタースクール講師の声が背後から聞こえる思いです。