50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2012-08-25 英検1級やらTOEIC900やら

今日は夏休み明けの授業第1回目でした。みんな元気に集まりました。先生は相変わらず切れ味の良い授業で重要なことはしっかりと、細かい点は必要に応じて説明してくれます。

帰省などで練習時間が少なかったためか、通訳そのものよりも英語で苦労していた人が多かったようです。音が英文にならなかったり、文の意味がはっきりわかっていなかったり。

こうなってしまうと授業での収穫が少なくなってしまいますね。


インターネット上の掲示板で
「通訳学校に通うには英検1級は必要でしょうか」
という質問がありました。

厳密な意味で「必要」ではないのでしょうけど、私が通っている入門クラス(注)でも授業を十分に生かして確実に成果を上げていく人なら(つまりクラス全員ではありません)、英検1級には楽に合格するでしょうし、TOEICなら 950 以上は取れるだろうなと思います。

英検やTOEICの本質は受験料を払う試験であるいっぽう、通訳養成は料金をいただけるだけのサービス提供をめざす訓練ですし。

検定に受かっていないとダメというのではなくて、通訳学校の本科でそこそこ進んでいける人なら少しの準備で検定に楽に合格するはず、ということです。

注:インタースクール 2012年4月期 会議通訳本科 I Basic 土曜開講コース

aya さんのサイト「inventory」の「FAQのページ」Q8 の表現が検定と通訳学校との関係をよく言い表している気がします。