2012-07-30 練習が裏目に出ることもある
もう何年も前ですが、トーストマスターズ活動で public speech の練習をしました。
明瞭に、正確に、そして効果的に伝える練習としては最善の場だったと思います。
通訳訓練においてもトーストマスターズの経験は大いに役立っています。不要な声(ah, uh, um など)を出さないとか、良い姿勢で語りかけるように話すとか。
ところが、自分の日英訳出を聞いていて疑問に思いました。原話者と同じくらいの表情が入っているのです。聞き手はすでに日本語の原発言を聞いて感情はかなりわかっているはずです(言葉の意味はわからなくても)。
そこに通訳が表情まで乗せて訳したら「感情過多」ではないでしょうか。
そういえばYouTubeで聞く通訳者はほとんど表情をつけずに淡々と訳しています。忙しいからではなくて、不要なことをしていないだけなのですね。
少し抑え気味に話す練習をしてみようと思います。