50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2012-06-09 授業が楽しい

今日はインタースクール東京校 会議通訳本科ⅠBasic (週1回クラス)全18回の第7回でした。 今日感じたのは、なんだか教室が、授業が、みんなが「あったまってきた」ということ。 おしゃべりが弾むわけじゃない。ただ、クラスの雰囲気のどこかが、何かが確かに少しずつ変わっています。おそらく… ・講師が受講者それぞれの特質をつかみつつあり、いままでよりも踏み込んだ質問や講評をしている ・受講者も「腹が据わって」、しっかり準備をしてくる。なんとか訳をまとめようとする。今の自分にできるだけのことをすると、一種独特のすがすがしさが教室に生まれる。 ▼ 今日は授業中に課題が切り替わる節目で深い息をして、ひざから下を椅子の下に引き込み、足の裏で床をしっかりと踏んでみました。 趣味で二輪車に乗るのですが、カーブが続く山道をペースを上げて走ると知らず知らずのうちに呼吸が浅くなっているんです。十分に呼吸ができていないのは心身に緊張が生じているからでしょう。 緊張を解いて息が「すうっ」と深く入ってくる感覚を思い出すと、流れてくる通訳課題に意識を集中させることができます。ブレーキをしっかり操作し、次のカーブを流れるように走り抜けるように。