2020-01-01から1年間の記事一覧
日本会議通訳者協会の会員の企画が実を結んだというお話です。 ▼遠隔同時通訳パートナーに送る LINE スタンプ集。自宅から参加する遠隔同時通訳の経験のある人なら「そうそう、これほしかった!」となること間違いなし。会員の声を集めて作ったそうです。 ▼…
まだまだ酷暑の日が続きますが、朝夕はすこしやわらいだようです。 ▼昼はまだセミの大合唱が続いていますが、夜は虫がにぎやかになりました。あの小さな体でこれだけの音を長い間出し続ける自然のからくりには改めて驚きます。 夜間はエアコン不要になり、涼…
通訳を生業にしていると、ときどきとてもうれしいことがあるというお話です。 ▼「今日はうまいこと訳せた」と感じることはまずありません。むしろ「もっと良い言い方があったな」「ひょっとすると通訳者の理解が及んでいなかったのかもしれない」「お客さん…
インターネット上に何か書くときにいつも心の隅にある教えのお話です。 ▼World Wide Web (WWW) がなぜ生まれたかについて、たまには少し考えてみるのも悪くありません。私にとっては「それなら、ここにあるよ」と、情報のありかを示す便利さを提供してくれる…
紙に書くとはっきりすることはいろいろあるというお話です。 ▼A言語で進行する会議をB言語に通訳して送り出すという仕事がよくあります。 会議室音声をスマートフォンで受信し、遠隔会議システムに訳出を送るという組み合わせもありえます。こんなとき、ど…
身の振り方を考えるときかもしれないというお話です。 ▼通訳者にとっては悩みが深い状況が続きます。 航空旅客業や宿泊業だと「オンライン旅行」はありえないので、人が動けない限り需要は戻らない。事業の生命線は断たれてしまうのですが、少なくとも断たれ…
毎月の売り上げを見るときに、8月は良い標本にならないかもしれないというお話です。 ▼まずグラフをご覧ください。コア売上高(実費清算・移動手当等を除いた通訳報酬)の記録です。 縦棒は各月の売上です。縦軸は昨年比%。折れ線は各月までの累計(YTD)…
通訳者の同業者団体 一般社団法人日本会議通訳者協会 がコロナウイルス流行下での通訳環境(会場・遠隔)について提案をまとめました。 新たな通訳環境に向けた通訳者からのご提案 エージェントやお客さんに依頼するときにも「こうした団体がこう言っていま…
分野により緩急はありますが、オンライン処理で済むことは確実に増えているというお話です。 ▼少し昔のお話をさせてください。学校を終えて企業で働き始め、1985年に建築設備会社の海外部門の東京事務所で会計を担当しました。 通信室があり、そこにはテレッ…
日本通訳翻訳フォーラム2020 は8月中(1日~31日)毎日(本当に休みなしで)オンライン開催です。 主催者の一般社団法人日本会議通訳者協会の理事や会員が司会や案内役をしています。翻訳を主にしている方からときどき「さすが通訳者、声が聞きやすいで…
日本会議通訳者協会の夏の催し日本通訳翻訳フォーラム2020が始まりました。 講演数はまだ少数ですが、すでにかなりの好評を博しています。 Zoom の Webinar という機能を使っています。講演者は参加者の顔を見ずに話を進めることになるので慣れないと自分の…
日本会議通訳者協会主催株式会社アルク・イカロス出版株式会社後援(順不同) 日本通訳翻訳フォーラム2020 チケット販売枚数が 921 になっていました。 通訳・翻訳の関係者が個人で 6,000円~9,800円のチケットを買ってくれて、それが積み重なって 900を超え…
何でも久しぶりになるというお話です。 ▼都心の事務所に入る仕事を久しぶりに担当しました。コロナウイルス感染防止に十分注意している企業(複数)での仕事です。 広い部屋に数名が離れて座り、大部分の参加者は遠隔接続です。 それでもお客さんの事務所に…
ひとつの参考にと思いまして。 1 単月前年同月対比(今年/前年) 1月 80%2月 97%3月 29%4月 13%5月 44%6月 30% 2 累計前年対比(今年/前年) 1月まで 80%2月まで 90%3月まで 70%4月まで 52%5月まで 50%6月まで 47% ▼現在までに打診があった業…
何か書くと実は「自分が正しい」ことを外に言って回りたいのが主な動機なのかもしれないというお話です。 ▼「これだけで通訳者になれる」「何年も勉強しなければなれないのは実は思い込み」といった誘い文句の通訳者養成講座は過去にも現在にもありましたし…
一般社団法人日本会議通訳者協会では今年(2020年)5月に新任の理事4名が執行グループに加わって活動を始めました。 ものごとの進みがぐっと早くなりました。新しい取り組みも生まれています。この協会には専従者はいないので、何をするにも現役通訳者が時間…
歴史は繰り返しますが、まったく同じということはありません。時代に即して変わる点が必ずあるはずです。 もうずいぶん前になったように見える2008~2010年の金融危機のときに通訳の発注は激減しました。当時のインターネットコミュニティでのやりとりでは「…
日本通訳翻訳フォーラム2020 参加申し込み数が 675 に達しました。 セッションを提供する側も視聴を申し込む側も充実。趣旨に賛同して参加してくださる方がこれだけいらっしゃるのに感動してしまいます。 remote-jitf2020.peatix.com ▼ youtu.be ▼高橋さきの…
安いヘッドセットが優秀というお話です。 ▼エレコムの廉価版ヘッドセット HS-HP27UBK で長時間の遠隔会議に参加しました。これは良い製品ですね。・イヤーピースの側圧が低いので耳や頭が痛くならない・イヤーピースの音質も良好・マイクロフォンの音も明瞭…
通訳以外の仕事が少したまっていたのを片付けたというお話です。 ▼原稿の締め切りや告知文の期限、会計データの整理、届け出書類の作成など、いろいろな締め切りがありました。 予定を立ててひとつづつ片付ければ必ず終わります。作業の規模や複雑さはだいた…
コロナウイルス流行で仕事が減っています。そして少なくなった業務の内容も影響を受けているというお話です。 ▼過去数年間の全業務に対する同時通訳の割合は以下のようになりました。 2017年 37%2018年 60%2019年 70% そして、今年 2020年の1~6月は 86% …
日本会議通訳者協会の会員が中心となって本の刊行を企画し、紙媒体で無事発売というお話です。 ▼コロナウイルス流行対策で渡航や会議が激減し、通訳者は突如手持ち時間の多さに気づきます。何か自分のため、他人のためにできることはないか。大学教員でもあ…
年に一度の仕事に出かけました。コロナウイルス感染対策の影響を辛くも逃れて例年の行事が実施され、そのおかげで呼ばれました。前回からちょうど1年が過ぎているのですが、会場の最寄り駅から歩くと前回来たのがつい数日前のように感じます。 ▼駅について…
仕事が少ないときにかぎって、予定が重なるというお話です。 ▼以前に不思議な縁でお引き受けした仕事が再度巡ってくることになりました。いまだにコロナウイルス流行による渡航制限や集会の自粛で通訳の仕事は少ないまま。白地ばかりの予定表のその日にはな…
それなりの評価を受けているものには実質が伴っているというお話です。 ▼学校を卒業したのが 1980年代の中ごろです。職場では 1990年代に職場に IBM PC の導入が始まりました。NEC PC98 を導入せずに DOS/V を購入したので幸運にも伝説のキーボード IBM Mode…
歳を取りつつあるかな、というお話です。 ▼コロナウイルス流行ですっかり仕事の量が減りました。現場に出ないだけではなく、資料も送られてこないし照会のメールも届きません。生活の多くの部分を占めていたこうしたことがほとんどなくなった生活をしばらく…
昨日の記事でUSB接続マイクの利得(ゲイン)が不足していると書きました。 簡単には引き下がれないので、対策を同時に考えました。マイクゲインが足りないのならまず考えるのはマイクアンプ(プリアンプ)です。しかし USB マイクの出力はデジタル信号なので…
IT機器にはまだ深い闇があるというお話です。 ▼欧州の名門 Sennheiser(ゼンハイザー)の USB ヘッドセットを購入しました。遠隔通訳では据え置きマイクロフォンも高音質で良いのですが、ヘッドセットだと机の上が広く使えるし体を自由に動かせるので楽で…
自分の力ではどうしようもないことがあるというお話です。 ▼大地震と津波、それ続く原子力発電所の事故はまだ記憶に新しい。その前には強毒性インフルエンザの脅威が大きく取り上げられました(今回マスクなどの備蓄があった企業はここのときの計画のおかげ…
聞いたことはあるけれど試さずにそのままになっていることって、ありますね、というお話です。 ▼コンピューター1台に複数ディスプレイを接続して画面を広く使うことができるのは10年くらい前から知識としては頭の片隅にありました。しかし自分で使うことな…