50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2020-03-05 下方弾力性

仕事が減っています、というお話です。


コロナウイルスの影響で中止になった通訳業務の数が今年 2020年の累計で9件、13日分になりました。三月からしばらくは業務件数は大きく落ち込むと思います。

通訳産業と言ってもいろいろな形態・市場があって一律に冷え込むわけではありません。例えば日本在住の外国人が関わる定常的な通訳は続きます。国内関連の通訳需要による新規の照会が入って少しほっとします。打撃が大きいのは外国からの来日者による通訳需要ですね。国際会議や展示会、視察などは影響が最も大きい分野です。


通訳専業になったばかりの2014年には仕事の数が少なかったので、業務照会が少ない現在の「奇妙な静けさ」は新しい体験ではありません。
「やはりこういうときも来るか」
という感じがします。

通訳業の個人事業主の利点は
・固定費がほぼない(維持する設備がない)
・一時的に他のことをしていても市場が活況を示せば比較的容易に受注できる
ことです。つまり「冬ごもり」による打撃が(固定費が必要な事業に比べて)軽い。事務所を借りたり人を雇っていたりすると売上減少は相当の痛手になります。

自分の力が及ばないものが相手のときにはどうするか。
「そうですか。そうなりますよね。それでは、どうしましょうか」
とあせらず構えることにします。


ナンのおいしい店は意外に少ないものです。あまり期待しないで初めて行った店のナンがおいしくてびっくり。神奈川県藤沢市善行のミニインドレストランはインド人調理の少数派です(横浜市南部・藤沢市にはネパール人調理の店が大多数)。料理も「作り慣れている(この料理はこうあるべき、が良くわかっている)」感じがします。

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