気が進まないことでも、なんとかして始めなければ、というお話です。
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言語や通訳の訓練をするのはさほど苦手ではありません。かなり楽しんでできていると言っても大きなうそにはならないと思います。しかし喜び勇んで始められない「科目」があるのも真実です。私の場合は逐次通訳の練習です。同時通訳は散歩道を歩きながらでも可能ですし、自分の通訳音声を録音して改善点を見つけるという楽しみがあります。
逐次訳の場合には音声を再生して止め、ノートを取る環境も必要です。自分の声は十分に確認できるので音声面での発見・改善も同時通訳ほどには見込めません。
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それでも訓練をなんとかして自動的に始めるようにしたいですね。逐次通訳を高品位にするのは通訳者の価値を市場で高め、他の通訳者との差別化を図るために欠かせません。いっぽう同時通訳業務の割合が多くなると逐次の練習におっくうさを感じることもあるでしょう(私の場合今年いままでの同時割合は 87% )。
半ば自動的に逐次の練習をするよう「しくみ」を作る必要がありますね。
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横浜市の長屋門公園ではこの時期にひな人形を展示しています。古民家もその後ろに広がる保存林の講演もとても気持ちが良い場所でおすすめです。