50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2019-10-15 仲間に仕事を紹介してもらう

他の通訳者に仕事を紹介してもらうお話です。


屋外の施設視察で1回、会議室の同時通訳で1回共に仕事をした方から仕事を紹介してもらったことがあります。通訳を必要とする発注者との直接取引。直接契約の客先を自分を通さずに他の通訳者に回す太っ腹さに感銘を受けます。

この業務の会場に来ていた別の団体からその後別の仕事も受注することになりました。これも直接契約。


つい最近も以前仕事をご一緒した通訳者から照会がありました。ありがたいことです。通訳者の業務の品質に最も厳しい目を向けるのは同業者。そこからのお話は何にも増してうれしいものです。


通訳者仲間から聞くと、こうした仕事の獲得は以下の形態が多そうです。

  • 逐次通訳を聞いた他の企業が「こんどはウチもあの通訳者を使おう」と思う。
  • 同時通訳でパートナーとなった通訳者が「この人なら任せられる」と思う。

同時通訳音声を聞いている人(聴衆)が原音声も注意深く聞くことはめったにないので以上のような経路になるのでしょう。

逐次通訳で顧客に良い印象を与えると将来の仕事の獲得にもけっこう重要だったりするわけです。

訳は生き生きと、しかし、やや抑え気味に(本人がすでに一回語っていますから)。軽く聞き疲れしない声で。癖(mannerism)は極力排除して。そして、高望みなのですが、できれば「いつまでも聞いていたい」という魅力ある声で。

こうしたことは意識して訓練しないと伸ばすことができない要素だと思います。


この中央のビル(東京ガーデンテラス)には南インド料理店「エリックサウス」が入っています。日本人向けに調整しながらも南インドの心は忘れない、そんな料理です。店内のこぎれいで落ち着いた感じもいいですね。

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