50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2019-07-02 空気の容積

部屋が広いといいなあ、というお話です。

用務地がたまたま市街地から離れていて、かつ観光地に近いのは通訳者にとって良い知らせかもしれません。

通訳予算が厳しくても高級宿泊施設を使う可能性が高いのです(選択肢がない)。そしてそのホテルは高級リゾートだったりします。

今年はそうしたことが2度ほどありました。日系の有名リゾートホテルチェーンと米国高級ホテルチェーンとに滞在。


目を閉じて寝てしまえば学生向け4畳半も高級ホテルも同じかなと思っていましたが、実はそうでもないことがわかりました。占有面積 38平方メートルの部屋はドアを開けた瞬間
「これは…広い」
と思います。おなじみのビジネスホテルチェーンだと20平方メートルが上限でしょうか。だいたいは 15平方メートル、いままでの最小(最狭)記録は 12平方メートルです。

部屋が広いと視界が開けて圧迫感がないのがいいですね。それに加えて助かるのが空調をあまり意識しないですむことです。空気の容積が大きいので暖房・冷房共に「雰囲気温度の調整」という感じです。

寝具が有名な米ホテルチェーンのベッドはさすがでした。もぐりこんだ瞬間
「これは違う」
と感じます。高価格には理由があると思い知った次第です。


空気の容積といえば通訳ブース。某地方都市の国際会議場のブース(6室)の広さに感心しました。ホテルの部屋と同様、広いと閉塞感がなくて空調の効きもおだやかですね。そして机が広い。ノートPC、タブレット、資料、飲み物を楽に置けました。これはありがたい。通訳者のことをよく考えて設計したことがすぐにわかります。


トゥールダール(キマメ = 樹豆 のひきわり)と鶏のチェティナード風(じゃがいも入り)。何度か作るうちにいろいろとわかってきました。たまねぎは色づくまで炒めるのですが、薄切りとみじん切りとでは味まで変わってきます。

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