50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2019-06-14 「はい、わかりました」と無心に聞こう

他人からの指摘はとてもありがたいというお話です。

通訳学校に通い始めて半年後に出会った講師に通訳の内容そのものではなく体の姿勢などについて注意をもらったことがあります。

企業勤務時代は社内セミナーや採用活動(会社説明会・面接)を担当して人前で話すのは不得意ではないと思っていたのでやや意外でした。

通訳という私にとって新しいストレスが加わったためにできていた(はずの)ことができなくなったのですね。

・目を閉じていましたね
・ノートを持つ手が震えていましたね

自分ではそのつもりが全くなかったので、言っていただいたのは大きな財産になりました。


インタースクール東京校で教わった恩師はこう言いました。
「市場が求めるなら、通訳者として世に出ることになるでしょう」
「5年続けて仮免許で、10年で巡航といえます」

通訳専業として5年が経ち、ありがたいことに途切れずに仕事をすることができています。通訳市場に自分の位置ができたのかどうか。まだよくわからないというところです。同じようなことを別の場で読みました。

フリーランスとして5年間続けることができれば、その人に市場があるとみなします (株式会社アイ・エス・エス プロ通訳者・翻訳者コラム 辻直美さんの記事に引用されたエージェント担当者のことば)

市場を自分が動かせるのでなければ、市場は常に「正しい」ということになります。好むと好まざるとにかかわらず、です。