少し長い目も必要だというお話です。
照会を受けたときにときどき
「これはぜひ経験したい」
という仕事があります。
仕事はすべて大切ですが、その中にも少し特別なものがあるのも事実かと思います。
何が特別かは人によって異なることでしょう。大会議場で国際会議の同時通訳を担当する、難しい交渉で細かく気を配りながらなんとか乗りきっていく、舞台の上で「姿の見える通訳者」になる、コミュニティ通訳でそっと寄り添う通訳を心掛ける、普通ならまず縁のない場所に入って仕事をする。通訳の仕事は本当に多種多様だと思いますし、それぞれに難しさ・楽しさがあります。
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最近照会を受けた業務で心待ちにしていたものがありました。
「ついに来たか…」
という最先端技術の内容で私の興味も深い分野です。仕事の場面も十分に取り組みがいのありそうなもの。
残念なことに諸般の事情でこの仕事を担当することがなくなり、残念なような緊張が解けてほっとしたような気分を味わいました。次はいつ回ってくるかな、と少し寂しくもあります。
そんな折、まったく思いがけない経路で新しい分野の仕事の問い合わせを受けました。世の中どこがどうつながっているのかわからないものだと感じます。
一日を大切にし、目の前の仕事にできるかぎりの誠実を尽くして取り組む。そうでいながら目の前のことだけでいたずらに悩むことなく、ものごとには続きがあると構えるのも必要だとしみじみ思います。
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小田急江ノ島線「南林間」または「中央林間」近くの「シナモンガーデン」、相模鉄道線「さがみ野」近くの「ロイヤルグリーン」と、大和市・海老名市には輝くスリランカレストランがあります。写真はシナモンガーデンのスリランカプレート。