50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2019-04-23 客先別業務量

引き合いを受けた業務は日程が空いていれば先着順で引き受けています。計算も駆け引きもありません。私なりの現在での「商人の道」です。私の通訳業務形態は(いまのところ)予約が殺到するレストランではなく、町の食堂なのです。お客さんには来てくれた順に料理を提供する。

生活できるだけの通訳報酬が得られる僥倖に対する感謝を忘れず。


いっぽう、受け身ながらも登録エージェントを少しずつ増やしていった結果、客先ごとの受注割合がなかなか良い感じになってきました。リスク分散の面でも好ましいのですが、それ以上にエージェントごとに特徴ある業務が経験できるのがありがたいのです。

今年の客先別報酬金額の割合は以下のグラフのようになっています。どの1社を失っても他のお客さんからの受注増で埋め合わせがほぼ可能なはずです(先着順に引き受けているので残念ながら先約のためにお断りすることもあり、未実現受注が存在する)。

引受先を増やしすぎると、引き合いを受けてもお断りするという「不義理」が多くなりエージェントが困ります。少なすぎると業務のない空白日が生じて通訳者の収入の面で問題が生じます。どのくらいが「ほど良い」のかは、ざっくばらんにエージェントに尋ねてしまうのも良いのではないかと思います(そうした相談ができる客先は大切)。

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