少し久しぶりに通訳者Mと同じ現場に出ました。
「通訳者Mのブログ」を読んでわかるように、通訳についての洞察は非常に鋭い。いろいろと話をすると学ぶことが多いのです。
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ときどき同窓の通訳者に会うと、そのほかの日にも
「ああ、この空の下、今日もどこかで通訳をしているのだろうな」
と思うときがあります。少し元気が出る一瞬です。
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今日はネパールの国民食「ダルバート」の小特集。
ダル = 豆のスープ、バート = 米飯。これが基本で、何かおかずが付くときもあります。おかずはたいてい野菜や保存食品(漬物・発酵食材・干物など)。ちょっとお金があると肉になるらしい。
ネワール族のダルバート。この店(目黒の「バルピパルキッチン」)は軽い味でとてもおいしい。
料理上手として知られるタカリ族のダルバート。大森の「サーランギー」。最も好きな店のひとつです。
ダルとククラコマス(鶏スープカレー)。緑色は豆を鉄鍋で調理するからとのこと。
じゃがいもといんげんのタルカリ(おかず)、サグブテコ(サグ = 青菜、ブテコ = 炒め物)
ムラコアツァール(ムラ = だいこん の漬物)、ゴルベラコアツァール(ゴルベラ = トマト のすりつぶし岩塩・スパイス入り)。ムラコアツァールには発酵させたものとそうでないものがあるようです。写真のものは半発酵。
ダルバートはおそらく30回くらい食べていますが、スプーンを使ったのは2回だと記憶しています。指で食べるほうがおいしいとは言いませんが、自然で楽なのは確かです。スプーンを使うと金属の縁の硬さ・鋭さが気になりますね…。