50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2019-01-08 複雑さ

2019年第一の仕事は1月7日でした。昨年最後の仕事が12月21日でしたから、間に16日あったわけです。かくも長き業務の不在。

ただ、業務がなくても休暇と言う感じはしませんでした。毎日何らかの学習をしていましたし、準備の資料も読んでいました(1月2日に届いてびっくりしました)。

初めての内容・初めての場所・初めての人という環境で仕事をすることが多いフリーランス通訳者。準備の手際の良さも重要だと思います。

年末年始は準備の対象となる業務が2件でした。バックログが2つというやつです。そこで改めて認識したことがあります。持ち時間10日で2件の準備をするのと、5日で1件の準備をするのとは違うということ(いまさらですが)。
「どちらから手をつけようか」
「どちらがやっかいだろうか」
などと考えるので、負担の感覚的重みが1+1=2ではないのですね。かといって2の2乗=4倍というほどでもありません。私の感覚だと3くらいかな…。

一つが終わってさしあたって準備しなければならない仕事が1件になると精神的にずいぶん楽になります。するか・しないか、だけ。


どこかで経験したことだと思ったら、料理を作るときと同じですね。料理を2品同時進行で作るのは慣れないとかなり難しい。何度か試すうちにいろいろとわかってきます。どのように材料を取り分けておくか。どこで手が空くか。どこで完成の時間を合わせるか。鍋にふたをして煮込む時間があればその間に材料を切ることができます。火を止めてよい時間があればそこで時間調整をする。

複数のことを同時に進めることも練習と復習で上達するような気がします。今年はこんなことも考えながら仕事をしてきましょう。


正統派北インドの料理。色の明るいほうはじゃがいもの煮物。ヨーグルトやナッツでクリーミーな仕上がりです。おそらくアムチュール(青マンゴーの粉末)を使って酸味を加えていますね。さわやかな酸味は野菜料理に実に良く合います。北インド料理の専門店だけあってナンもタンドーリチキンも実においしい。目黒の「アヒリヤ」。

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