50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2018-09-25 一問一答

今年のいままでの業務では
・同時通訳 58%
・逐次通訳 42%
となっています。

工場や屋外施設の視察の通訳をある程度請け負っているので逐次も定期的に担当しています。

逐次通訳にもいろいろな種類があります。儀礼的なあいさつ、講演、交渉、作業など。

顧客の業務現場に出て業務や技術の説明を訳す場合には1回の発言は短めになり、通訳者はほとんどノートを使わずに訳す場面もかなりあります。長い発言をきちんと伝える困難さはありませんが、説明や質問を切れ味良く伝えて通訳が妨げにならないようにする点ではその他の通訳業務と変わりません。


もう何度も出向いている一問一答形式の通訳現場があります。これも私にとっては非常に大切な仕事であり、通訳者としての課題を見つけ、その対策を試す場でもあります。

「本当にあの訳で話者の意図に等価だっただろうか」
「もっと切れ味良く伝えられないだろうか」
「思い切って原文から離れてもよかったのではないか」
「通訳者の自分勝手になっていなかっただろうか」

こうした課題発見とその対処の考案、実証には短いやり取りの業務のほうが向いています。業務後にやりとりを思い出しやすいのです。


南インドの代表的な料理サンバルとラッサムを作りました。レシピを何度も読むと自分が鍋に向かったりスパイスを扱ったりする場面が目の前に立ち上がってきます。そうなればあとは実際に火を入れるまで。ラッサムだけ器が3つそろったところ。右上のものが上澄みです。下のラッサムは鍋の底のほうで少し混濁してますね。サンバルはオクラとナスで作りました。いくらでも食べられそうな家庭の味に仕上がります。共にしょうが・にんにく・たまねぎ・トマトという「味出し野菜」を使っていませんが十分にごはんのおかずになるおいしさ。
今回お世話になったのは「南インド屋」の製法です。
南インドの代表的なカレー「サンバル」のレシピ

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