50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2018-07-04 Ice Breaking

学生の時にドイツ語を学習しました。三修社の Mein Deutsch という月刊誌を使ってかなりまじめに取り組みました。音声教材 Linguaphone も買いました(カセットテープだった時代)。

会社員生活中にフランス語も学んでみようと少し手を出してわずか数週間で断念。

中国語は41歳のときから数年にわたって学習しました。

いまとなっては独・仏・中は忘却のかなたです。


しかし、中・独・仏(知識があるのはこの順番)には英語の通訳でも意外に助けられています。

まずなんといっても中国の人名・地名。Guizhou と聞こえれば貴州が、Wuhan と聞こえれば武漢という漢字が頭に浮かびます。

そしてドイツ人やフランス人には仕事の前の打ち合わせやあいさつで本国流の発音で呼びかけると本当に喜んでくれます。フランス語の Jacques や Julie の j を破裂させない摩擦音で出すだけで確実に話者との距離が縮まります。n があるときには鼻母音も使います。

先日のドイツ人のお客さんは名前をドイツ語風に呼びかけただけでその日一日同僚に
「今日はドイツ語通訳者がいるんだ!」
と冗談を言っていました。ウムラオト(a/o/u の上にテンテンが付いたやつ)をそれらしく読む人は少ないようです。


通訳者は一夜漬けであなたの名前の読み方を確認してきたのだから、あなたもゆっくり・はっきり話してね、というお願いにわずかでも力添えになるように思うのです。


まさか出張先のこの地でこんな料理が出るとは思っていませんでした。ローストした野菜のマサラ(濃厚カレー)とマライコフタ(クリームと野菜の団子、今回はナッツ・ヨーグルトベースのクリーミーカレーソースで)。パコラ(衣揚げ)はナスなど季節の野菜。

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パニプリも!

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