自営業者(フリーランス)として通訳をしています。通訳の他には通訳学校での講師と市民大学での講師も始めちゃいました。
ちょっと手を広げすぎたかな、とも思います。しかし私は通訳学校に行ったからこそ通訳ができているのは事実。講師はイヤだと言うのもモラル的にどうかなあ、と思ったんですね…。
新しい場所に行ったり電車で遠いところまで(日帰りの限界)まで出かけて仕事をしたりすることもあります。
それだけに休みの日を迎えるとしみじみありがたさを感じます。
「ああ、明日はゆっくり起きていいんだ」
「コサギやカワセミがいる川辺をゆっくり歩こう」
「ちょっとたまった事務仕事も片づけようか」
「ドトールの割引券があるから、本でも読みに行こうか」
休日の意味も企業勤務時代と少し違う気がします。カレンダーで「外から」決められた休みではない。自分で決めた休みなんです(仕事が入らず結果的に、ということもありますが)。休みを自分で決めるのも自営業ならでは。
それだけに一層大切に感じますね。
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インタースクールが入居する共同通信会館の地下はちょっとしたフードコートのようになっています。店舗がいくつかあり、共用広場にテーブルと椅子とが置いてある。昼食時にはにぎやかですが、それ以外は閑散としています。ちょっとした打合せや書類確認にけっこう使えますね。
店舗の一つに中国料理の「南雲」があります。かつての中国語学習者として「なんうん」だと思っていたら「なぐも」なんですね。ちょっとさえない街の中華料理屋さん風なのですが、名物が2つ。まずは機械式のキャッシュレジスター。いまどき見ないですよ、こんなの。それから平日夜の接客係がすばらしい。明るくて節度のある声、十分な目配り、そして動きが上品。店舗経営者なら絶対に引き抜きたいタイプ。
どこにでも達人はいる。見習わないと。