通訳技能って「結合」(linking)だと思います。高速の結合、high-speed linking。
聞いたことばを自分の中にあることばから選んで表していく。聞いたことのないことば・いままで使ったことのないことばは選びようがない。
聞こえたことばに何か「技」をかけて言語を転換するのとは違うと感じています(単に感じ方・表現のしかたの問題で、私の言う「結合」を「転換」と感じている人もいるはずですが)。
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通訳学校の講師をしていますが、最近よく口から出るのが
「できなかったことは今片づけておかないと(復習する等の対処をしないと)一生できませんよ」
という表現。今日聞いた教材や発言には必然性があったのです。聞こえたということは訳す宿命にあったのです。訳すのに問題があったのなら、この場で解決しておかないと将来似たものに出会ったときにまたできないのです。つまり、一生できないで終わる。
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菜食定食です。野菜カレーも豆カレーも素朴ながらおいしい。インドのバスターミナルの食堂で食べるとこんな味かな、と想像します。サモサも餡が出来たてらしくてホクホクしていました。厚木市「リトルインディア」