人生には浮き沈みもあります。
だからうれしいことがあっても大喜びせず、たいへんな時もあまり悲嘆せずにいようという考え方もあるでしょうね。
一方、大喜びしても悲しみの度合いが変わるわけではないから大いに喜んでもいいんじゃないかとも思います。そしてたいへんなときにはあまり悲しまない。こんな「非対称」でもいいんじゃないかと。
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鶏のスープでタイの香り米(カオホムマリ)を炊き、それに鶏の白蒸しを付ける。華南からタイ、シンガポール、マレーシアで親しまれているチキンライス。今回はシンガポール風です。東京都内の威南記(Wei Nam Kee)。
暑い日でしたが、空調のある店内は満席。木陰のテラス席はおもったほど暑くありませんでした。
会計をするため席を立つと、テラスにいた従業員が
「テラスのお客様、お帰りです~」
と店内に伝えます。テーブルを片づけるためかな、と思いました。
会計係が
「暑い席で申し訳ありませんでした」
と言ってくれます。なるほど、これを言わせるための伝達だったのですね。なかなかやります。