50歳で始めた通訳訓練

会社員からフリーランス通訳者に転身。同時通訳ブースに入り、通訳学校の講師に。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2017-07-18 接客業としての通訳

どのような仕事にも顧客がいます。製造ライン勤務なら最終顧客までの距離は遠いかもしれませんが、次工程や品質管理部門、あるいは上司が自分にとっての「客」ともいえますね。通訳者だと顧客との距離はずっと近くなります。隣やテーブルの向こうにいることも多いですし。

ですから私は通訳業はサービス業であり接客業の一形態だと思っています。通訳学校に通い始めた時分からこの考えは変わっていません。サービス業・接客業の大きな特徴は相手となる顧客が千差万別で、それによって仕事の環境や要求度も大きく変わることだと思います。同じ客先の同じような会議でもいざ通訳してみると前回と同じということはめったにありません。場所や内容が常に変化し、顧客とのかかわりも都度違います。


相手の要求や感じ方、大きく言ってしまうと価値体系が様々なので、通訳者には顧客サービスのコールセンターや自動車・保険のセールス担当者に求められるような柔軟さ・打たれ強さ・相手を読む力が必要だと思っています。これは同時通訳ブースに入って音声を出すだけのように見える業務でも実はあまり変わらないように思います。他の通訳者と組みますし、発表者や会議参加者との事前交渉・打ち合わせも大切です。うまくいかないときの危機管理・事後処理・挽回策も必要です。


通訳者として世に出るまでは狭義の通訳技能だけに関心を向けがちですが、職業としての通訳をどう考えるかも大切なことだろうと思います。


豊島区南大塚の「やっぱりインディア」は開店直後から人気店となりました。インド料理に詳しくない客でも、あちこちにある「本場のインドカレー」(大きなナンとカレー)を出す大多数の店とは違う料理が出てくるのがわかるのでしょうね。調理師はインド各地の料理を作れるようで、最近南インドの定食(ミールス)も始めました。

写真上方のパパド(豆粉のせんべい)の後ろにラッサム(スープカレー)が隠れてしまいました。

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