50歳で始めた通訳訓練

会社員からフリーランス通訳者に転身。同時通訳ブースに入り、通訳学校の講師に。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2017-05-21 良い出会いばかり

いままで500日あまり通訳の現場に出てきました。ほとんどすべてエージェントを介したフリーランス契約、つまり顧客が通訳サービスを購入し、それを提供するのがたまたま私だった、という業務です(指名をいただいたこともありますが)。契約社員派遣社員という「人間」として出向いたのではなく、「機能」として顧客の価値創造を手伝ってきたわけですね。

顧客が通訳者の能力を(気軽な、遊び半分で)試そうとしたとか、訪問先企業の常駐通訳者が競争心から非協力的だったとか、通訳が難しい環境での不出来を厳しく責められたという記憶はまったくないことに思い当たりました。

自らの力不足で業務中つらく感じることや帰り道にくやしく残念に思うことはあるのですが、納得できることばかり。自分が被害者意識を持ったことは皆無ですね。したがって客を非難する気持ちになったこともありません。今までの顧客はすべて(100.0%)すばらしい客だったと宣言できます。今までの業務一覧を見ても
「ああ、いい人だったなあ」
と思うことばかり。

客先の都合による急な変更や通訳サービスを使い慣れていないために仕事が難しいということは確かにあります。ただ、ここで思い出したいのは

ニーバーの祈り

です。

資料が出ない・音声の状況が良くない・聞いていた様子と違う、といったことは日常的に起こります。通訳者の努力で改善できるところは改善し、それができなければしかたがない。エージェンシーや同業団体からの長期的な働きかけで顧客の理解を深めてもらうために「自分で」何ができるかを考えるしかない。

そんなふうに思って仕事をしています。

 


ドトールロイヤルミルクティはこうして数十秒蒸らすとおいしくなる気がします。

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