【その1】
かつて学んだ通訳学校からほど近い現場で業務がありました。午後の少し遅い時間に開始なので、学校の待ち合わせスペースで時間調整をします。
示し合わせたわけでもないのに同時通訳のパートナーもやってきました。かつて共に学んだ仲間です。たわいもない話をして、しばらく黙って資料を見て、いっしょに現場に向かいます。
ブースから2人で同じ景色を見てマイクロフォンに向かうのはなんだか不思議な気がしますね。
【その2】
通訳学校の恩師と組む同時通訳です。これで3回目。もはやいざというときに助けてくれるかも、という心があってはいけません。少し早く「例のカフェ」に到着して資料の確認。しばらくして後ろからポンっと肩を叩かれます。ああ、到着ですね。振り返らずともわかります。
仕事が終われば南アジア料理部の幹部会です。指さばきはまだ私のほうが少し慣れているようです。コツは、いかにも慣れてるよ、というそぶり。つまり、すくい取ってから口に運ぶまでに時間をかけて余裕を見せるんです。
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フリーランスだからこそ仲間の存在を力強く感じます。学校や日本会議通訳者協会、その他の機会で多くのすばらしい人たちと出会うことができました。
ごちそうさま! 指なら最後の1粒までエレガントに食べられます。